2012年8月19日日曜日

足利 遺跡探索 明治のトンネル

このお盆に大阪の友人と久しぶりに合う事ができたので日帰りで出かける事にしました。
何となく北関東を目指し車を走らせました。

前から気になっていた「えびソース丼」を食べるため桐生に行く事にしましたが、佐野から淡々と国道50号を走るのは退屈なので山沿いの道を遠て桐生に行く事にしました。
県道208号線の峠を越える時に気になる看板を発見しました。


「土木学会選奨 土木遺産 旧須花隧道」とあります、これは気になります。


案内図を見るとこの峠には明治と大正と昭和に造った3つのトンネルがあるようです。
これはとても珍しいのではと思いそれぞれのトンネルを確認する事にしました。


これは一番新しい「昭和のトンネル」、県道208号線として現役です。


次は「大正のトンネル」です、既に車の通行はありません。
鬱蒼とした雰囲気です。


トンネルの入り口は金網で封鎖されて中に入る事は出来ませんでした。


石を積み上げた作りに歴史を感じます、トンネルと呼ぶより隧道と呼ぶ方がしっくりきますね。

続いて「明治のトンネル」です。


こちらも策で封鎖されて中に入る事はできません。
昭和のトンネルはコンクリート、大正のトンネルは石、明治のトンネルは手堀のトンネルでした。



このトンネルは田島茂平とい人が険しい須花峠を通る人の苦労を救おうと明治14年から22年にかけて、げんのうやタガネで手堀りで造ったトンネルです。
当初は協力者の援助もありましたが、人の手だけでは工事はなかなか進まず資金も底をつき、資財をなげうって工事をやり遂げたそうです。


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