最近はなかなか遠出する機会が減り、久しぶりの長旅でした。
東北道一関インターを下りて須川温泉方面に車を走らせると、2008年に起こった岩手・宮城内陸地震で被災した地域があります。
マグニチュード7.2、最大震度が震度6強(推定では震度7)を観測し地表最大加速度がギネス記録になるほどの非常に大きな地震でした。
山全体が11mもずれて崩壊した「旧まつるべ大橋」が当時のまま残っています。
この被害を後世に伝え忘れることなく、またいつか来る震災にに備えるために被害状況の現存保存をしております。
崩壊した道の脇には歩道が整備してあり、崩壊した旧まつるべ大橋の間近まで行くことができます。
この震災の土石流により流されてしまった駒の湯に立ち寄りました。
昨年から日帰り温泉として復活(2012年より足湯復活)しており、今年8月からそばカフェと有料休憩室ができました。
駒の湯は地震により対岸の崖が崩れそれが上流から流れてきた土石流を堰き止めてしまい旅館はその土砂に飲み込まれてしまいました。
これが崩れた崖です、以前は深い谷だったようですが土石流が堆積し平らな土地となってしまいました。(柵の内側は立ち入り禁止です、絶対に立ち入らないように)
震災前の駒の湯の写真が展示してありました、今ではまるで違う風景に驚くばかりです。
しかし源泉は残っていて2012年に足湯を復活することができたそうです。
2015年には日帰り温泉が復活しました。
湯量が豊富で湯口からドバドバと出ています、当たりが柔らかく非常に素晴らしい泉質です。
泉質は硫黄塩泉で湯温は少し温めでとてもリラックスできました。
駒の湯の女将さんから復興までの大変貴重なお話しを聞く事ができました、復興までの道のりは大変な苦労を要したのだなと思いました。
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