江戸前の天丼を食いに「土手の伊勢屋」に行ってきました。
東京メトロ日比谷線の三ノ輪駅から歩く事約15分、近づくにつれてごま油の香りが漂ってきます。
創業110年の老舗で、建物もとても趣のある佇まいです。
店内も薄暗く、とても良い雰囲気を醸し出してました。
平日とのこともあり、さほど並ばずに奥の小上がり通されました。土日ともなれば行列は必至です。
三種類ある天丼の「ハ」を頼みます。
「ハ」は海老2本と穴子、かき揚げ、野菜が乗ります。
穴子も海老もどんぶりから完全にはみ出してます。
サクサクの衣の天ぷらをタレに浸した江戸前の天丼です。ボリュームも味も文句の付けようがありません。
大振りな海老はぷりぷりとし、穴子は脂が乗って、衣はごま油の香りがたまりません。
アブラ好きには堪えられません。
生姜の天ぷらが油っこくなった口の中を爽やかにしてくれます、この生姜の清涼感には驚きです。
食後は周辺をぶらりと散策してみます。
土手の伊勢屋のすぐ近くの「いろは会」という商店街を泪橋方面に進んでいきます。
映画「あしたのジョー」の舞台になった場所で、昔は「山谷」と呼ばれ木賃宿が多くあるドヤ街です、最近は安宿目当ての外国人バックパッカーなど観光客も多く訪れ町の雰囲気は大分変わったようです。
あちこちに「あしたのジョーのふるさと」とポスターなどが貼ってありました。
多くのお店はシャッターが降りて活気が乏しい感じがします。通る人の姿も普通の主婦の姿より酔っぱらったオッサンの方が多かった。
そんな中激安の自販機を発見しました!
嬉々として食後のコーヒーをいただきます。
缶コーヒーが60円です、ありえない安さに感激です。
ちょっと進むと壁面にアートな作品が描かれたお店が、ここもシャッターは閉まってました。
時から取り残された様な遊具も放置されてます。
激安なお弁当屋を発見しました。塩ごまたまご丼150円!
お弁当が200〜300円です、会社の近くにこんな店があればいいな〜。
どんな弁当か興味はありますが、天丼を食べたばかりなので・・・・
それにしてもカレーライス、マーボー丼200円は安過ぎでしょ。
程なく商店街も終わりに近づきましたが、ちょっと雰囲気が変わりました。
破壊されたお酒の自販機の横で路上で酒盛りで盛り上がってる人々に遭遇です。
少しだけかつての山谷を感じました。
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